小児近視 小学校5年生から

学校の眼科検診で視力の低下が見られ、近視が確認されるケースが例年多くなっています。50年以上臨床で経験がある眼科医によると、特に小学5年生に差し掛かると近視の進行が加速する傾向にあります。学童期の近視進行予防に向けた様々な取り組みが、現在進行形で報告されています。その一社に坪田ラボhttps://tsubota-lab.com があります。慶応義塾大学医学部教授坪田一男先生は、バイオレットライトに注目し子供の近視を予防する製品開発に取り組んでおられます。

日本における近視の有病率は、令和3年度の学校保健統計調査によると、小学生で36.9%、中学生で60.3%、高校生では64.4%に上ると報告されています。この数字は年々上昇しており、デジタル教育の急速な普及が、近視の増加に拍車をかけています。世界的に見ても、近視および高度近視の有病率は増加傾向にあり、2050年には世界人口の約半数が近視になると予測されています。特に、若年層での近視および高度近視の有病率は高く、東アジアの先進国では小児の近視有病率が特に高いとされています。

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